五月雨

まいど。
静かな雨音に起こされた。
そっちも雨が降っているだろうか。



昨日のうちに家事を済ませたおかげで
今日は夜からのバイトまで何の予定もない。

残り数枚になった写ルンですを持って
散歩にでも行こうかと思ったが、傘がない。


そうか、今日はこういう日か。
それなら思う存分に自分と向き合ってみよう。








なんて、思ってケータイを握ってはみたが何を書こう。
書きたい事は沢山ある。
吐き出したい言葉がもう喉まで出かかっている。

それなのに、手が止まったままなのは怖いからだ。

自分の中で渦巻いていた感情を文字に起こす。
そして読み返す時、わたし自身も1人の読者になる。
自分の感情、自分の言葉なはずなのに
そうか、そうだったのか。
そんな風に感じていたのか。と驚く。

だからこそ、今。自分の中の言葉を聞くのが怖い。

「大丈夫、なんとかなる」
「今が楽しいならこれは間違ってない」

そう言い聞かせ、なんとか生きている毎日。

「このままじゃいけない」
「何の為にここにいるのか」

分かってる。本当に分かっている。

悔しい。

苦しい。

情けない。

自己嫌悪でどうにかなりそうだ。





雨の雫が一滴、花びらにとどまるだけで
紫陽花はさらに美しくなる。


私が雨に濡れてもメイクが落ちて髪の毛が張り付く。
紫陽花にはなれない。


五月雨。
紫陽花を引き立てて、わたしを溶かすのね。




てるてる坊主を吊るして二度寝しよう。
明日は晴れますように。

また会おう。