吐いた息も色があるのに
まいど。
今日は東京で初雪が降った。
雪というよりもみぞれに近くて、
ふわふわと髪にのっかるというよりも
まるで熱を奪おうと張り付いてくるようで
色んな意味でつめたい初雪だった気がする。
地元はもともと雨があまり降らなかったから
雪も年に数回、少し散るぐらいだった。
珍しい雪が降ると嬉しくて、授業中でも
みんな窓の外ばかり見ていた覚えがある。
傘なんてささないで、雪を浴びてはしゃいでいた。
あたりまえになるとそんな気持ちも
記憶も忘れてしまうのだろうか。
今は胸が熱くなったり、
納得がいかなくて泣いてしまったり、
そうなってしまうほどの音楽も
仕事にしてしまうと何も感じなくなってしまうのだろうか。
音楽で生きていこうと決めた私は
いつか音楽に殺されてしまうのだろうか。
気持ちをうまくコントロールできない日がつづく。
また会おう。